アロマの楽しみ方/エッセンシャルオイル(精油)とキャリアオイル活用ガイド

アロマの楽しみ方/エッセンシャルオイル(精油)とキャリアオイル活用ガイド レシピ

アロマの楽しみ方
エッセンシャルオイル(精油)とキャリアオイル活用ガイド

アロマの楽しみ方メニュー
楽しみ方 内容
🌿 ブレンドオイル 精油を希釈してマッサージ
🏠 芳香浴 部屋で香りを楽しむ
🛁 アロマバス 入浴時に香りを楽しむ
🎭 クレイパック フェイスケア
🧴 オリジナルシャンプー 自分好みのシャンプー作り
💆 マッサージオイル 目的別アロマケア

ブレンドオイルとは

ブレンドオイルは、エッセンシャルオイル(精油)を植物性のキャリアオイルで希釈して作ります。精油は高濃度のため、肌へ使用する場合は原液のまま塗布せず、目的に合った濃度に薄めて使用します。なお、日本アロマ環境協会(AEAJ)は、一般的なボディ用トリートメントオイルについて精油濃度1%以下、フェイス用は0.5%以下を推奨しています。2%濃度は、健康な成人が身体の一部へ使用する場合などに限り、使用する精油ごとの注意事項も確認する必要があります。

20mL・2%ブレンドオイルの作り方

必要なもの

  • キャリアオイル 19.6mL
  • 精油 合計0.4mL
  • ビーカー
  • ガラス棒または清潔なマドラー
  • 目盛り付きスポイトまたはピペット
  • 20mL用の遮光ガラス瓶

作り方

STEP 1
清潔で十分に乾燥したビーカーに、キャリアオイル19.6mLを量り入れます。

STEP 2
精油を合計0.4mL加え、ガラス棒などでよく混ぜます。

STEP 3
清潔で乾燥した遮光ガラス瓶へ移し、しっかりキャップを閉めます。

STEP 4
作成日、使用したキャリアオイルと精油、配合濃度をラベルへ記載します。

配合計算

20mL × 2% = 精油0.4ml
精油    0.4mL
キャリア油 19.6mL
合計    20.0mL
元の「キャリアオイル20mLに精油0.4mLを加える」方法では、完成量が20.4mLとなり、厳密には約1.96%です。完成量を20mL・2%にする場合は、キャリアオイルを19.6mLにします。

滴数で量る場合

精油1滴を約0.05mLと仮定すると、0.4mLは約8滴です。
ただし、1滴の量は精油の粘度やドロッパーの形によって変わります。正確に2%へ調整する場合は、滴数ではなく目盛り付きスポイトやピペットで0.4mLを量る方法がおすすめです。

酸化を抑えるために

酸化防止には、トコフェロールなどの酸化防止剤を加える方法があります。ただし、酸化を完全に防いだり、使用期限を大幅に延ばしたりするものではありません。また、トコフェロールは防腐剤ではないため、雑菌の繁殖を防ぐ目的には使用できません

酸化防止剤の使用に加えて、次の管理が重要です。

  • 遮光性のあるガラス瓶を使用する
  • 使用後はすぐにキャップを閉める
  • 直射日光、高温多湿を避ける
  • 冷暗所で瓶を立てて保管する
  • 少量ずつ作り、早めに使い切る

精油は酸素、紫外線、温度などの影響で徐々に成分が変化するため、AEAJも遮光ガラス容器に入れ、キャップを締めて冷暗所で保管するよう案内しています。

使用上の注意

使用前に腕の内側などへ少量を試し、赤み、かゆみ、刺激などがないことを確認してください。異常を感じた場合は、すぐに洗い流して使用を中止します。
顔、目の周囲、粘膜、傷や炎症のある部分には使用しないでください。妊娠中、授乳中、乳幼児、高齢者、持病のある方、肌の弱い方は、使用する精油の種類と濃度について特に注意が必要です。また、柑橘系など一部の精油には、使用後に紫外線を避ける必要があるものがあります。

一般向けには1%がおすすめ

幅広いお客様向けのレシピとして掲載するなら、次の20mL・1%濃度のほうが安全性を優先した案内になります。

精油    0.2mL
キャリア油 19.8mL
合計    20.0mL
滴数換算では、1滴約0.05mLと仮定して約4滴が目安です。

 

 

芳香浴を楽しむ基本レシピ

精油の香りを室内に広げて楽しむ方法です。香りの感じ方は、精油の種類、部屋の広さ、器具によって異なるため、少ない滴数から調整してください。

アロマライト

精油:1~5滴

アロマライトの受け皿に精油を落とし、電源を入れて香りを広げます。初めは1~2滴から試し、部屋の広さや香りの強さに合わせて調整してください。
※水を入れるタイプなど、器具によって使用方法が異なります。必ず付属の説明書に従ってください。

ティッシュ・コットン芳香浴

精油:1~2滴
ティッシュやコットンに精油を落とし、デスクや枕元などに置いて香らせます。手軽に狭い範囲で香りを楽しめる方法です。AEAJでも、コットンやハンカチに使用する量として1~2滴が紹介されています。
※精油が家具、衣類、プラスチック製品などに直接触れないよう、受け皿の上に置いてください。

マグカップ芳香浴

精油:1~3滴
マグカップに熱湯を入れ、精油を落として、立ち上がる香りを楽しみます。
ご提示の「2~6滴」は、顔の近くで使用する方法としては多めです。AEAJの吸入法では、お湯に使用する精油は1~3滴が目安とされています。
※飲用しないでください。
※蒸気を直接吸い込まず、目を閉じて適度に距離を取ります。
※精油成分が粘膜を刺激する場合があるため、長時間の使用は避けてください。


手作りオーデコロン

香りを軽く身につける、アルコールベースのフレグランスです。

材料・約30ml

材料 使用量
無水エタノール 25ml
精製水 5ml
精油 合計10~15滴
保存容器 30ml以上のガラス製スプレーボトル

精油濃度はおよそ1.5~2.5%です。肌に使用する場合は、まず10滴程度からお試しください。

作り方

  1. 清潔な容器に無水エタノールを入れます。
  2. 精油を加え、よく混ぜます。
  3. 精製水を加え、ふたをしてよく振ります。
  4. 冷暗所で数日置き、香りをなじませます。
  5. 使用前に軽く振ってからスプレーします。

精油は水に溶けにくいため、必ず先に無水エタノールと混ぜます。白濁やわずかな分離が生じる場合がありますが、天然精油を使用した配合では珍しいことではありません。

香りのブレンド例・合計12滴

さわやかなシトラス調

  • オレンジ・スイート 5滴
  • ベルガモットFCF 4滴
  • ラベンダー 3滴

肌に使用する場合、ベルガモット、レモン、グレープフルーツなど一部の圧搾法による柑橘精油には光毒性への注意が必要です。FCF・ベルガプテンフリーなど、光毒性成分を除去した精油をおすすめします。


練り香の作り方

ミツロウと植物油で作る、持ち運びやすい固形タイプの香りです。

材料・約10ml

材料 使用量
ミツロウ 2g
スイートアーモンドオイル 8ml
精油 合計4~6滴
保存容器 10~15mlのコバルトジャーなど

ご提示の「ミツロウ10g・スイートアーモンドオイル60ml・精油15滴」は、仕上がりが約70mlと多く、練り香としてはかなりやわらかく、精油濃度も低い配合です。少量で作る場合は、上記の配合が扱いやすくなります。

作り方

  1. ビーカーにミツロウとスイートアーモンドオイルを入れます。
  2. 湯煎にかけ、ミツロウが完全に溶けるまで混ぜます。
  3. 湯煎から外し、少し冷ましてから精油を加えます。
  4. 手早く混ぜ、固まる前にコバルトジャーへ流し入れます。
  5. ふたをせずに冷まし、完全に固まってからふたをします。

香りのブレンド例・合計5滴

やさしいフローラル調

  • ラベンダー 2滴
  • ゼラニウム 2滴
  • フランキンセンス 1滴

手首などの狭い範囲へ少量を塗って使用します。ミツロウにアレルギーがある方は使用できません。


使用・保存上の注意

精油は原液を皮膚につけず、飲用しないでください。火気の近くで使用・保管せず、子どもやペットの手が届かない場所で保管します。AEAJも、原液塗布、飲用、火気、子どもの誤使用について注意を呼びかけています。

肌に使用するオーデコロンや練り香は、使用前に少量で肌との相性を確認してください。妊娠中、治療中、乳幼児、高齢者、既往歴のある方は、使用する精油の種類と量に注意し、初めは通常の半分以下から試すのが安全です。

手作り品は長期保存を前提とせず、清潔な器具と容器を使用します。オーデコロンは冷暗所で約1か月、練り香は冷暗所で1~2か月程度を目安とし、香りや色、状態に変化が見られた場合は使用を中止してください。

 

アロマバスを楽しむ基本

精油は水に溶けないため、浴槽へ直接垂らすと水面に浮き、皮膚へ原液に近い状態で付着することがあります。入浴用基材と十分に混ぜてから使用してください。全身浴に使う精油は、合計1~5滴以内が一般的な目安です。初めて使う場合や肌が弱い方は1~2滴から始めます。


1.アロマバスオイル

材料・1回分

  • キャリアオイル 5ml
  • 精油 1~3滴
    ※多くても合計5滴以内

キャリアオイルには、ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、マカデミアナッツオイルなどが使えます。

作り方

  1. 清潔な小皿やビーカーにキャリアオイル5mlを量ります。
  2. 精油を1~3滴加え、よく混ぜます。
  3. 浴槽のお湯に入れ、手で十分にかき混ぜてから入浴します。

おすすめブレンド例

ゆったりした香り

  • ラベンダー 2滴
  • スイートオレンジ 1滴

落ち着いた森林の香り

  • ひのき 2滴
  • フランキンセンス 1滴

すっきりした香り

  • ラベンダー 2滴
  • ペパーミント 1滴

ペパーミントなど刺激を感じやすい精油は、少量から使用してください。

重要な注意

キャリアオイルは精油を希釈できますが、浴槽のお湯へ完全に分散させるものではありません。お湯の表面に油分が残ることがあるため、入浴中も時々かき混ぜます。浴槽や床が滑りやすくなるので、入浴後は浴槽を洗浄してください。


2.アロマバスソルト

材料・1回分

  • 天然塩 40g
  • 精油 1~3滴
    ※多くても合計5滴以内
  • 無水エタノール 5ml

天然塩は、海塩や岩塩など、入浴用に適したものを使用します。

作り方

  1. 清潔な容器に無水エタノール5mlを入れます。
  2. 精油を1~3滴加え、よく混ぜます。
  3. 天然塩40gを加え、全体を均一に混ぜます。
  4. 浴槽のお湯へ入れ、塩をよく溶かしてから入浴します。

AEAJでは、全身浴の場合、精油1~5滴を無水エタノール約5mlに混ぜ、お湯へ加える方法を紹介しています。

おすすめブレンド例

ラベンダーバスソルト

  • ラベンダー 3滴

柑橘系バスソルト

  • スイートオレンジ 2滴
  • ラベンダー 1滴

ハーバルバスソルト

  • ラベンダー 2滴
  • ローズマリー 1滴

天然塩だけでは不十分

天然塩へ精油を混ぜても、塩が溶けると精油は再び水面へ浮く可能性があります。そのため、精油を先に無水エタノールへ混ぜてから塩を加える方法が、家庭用レシピとして分かりやすく安全です。
24時間風呂、循環式浴槽、追い焚き機能付き浴槽では、塩や油分を使用できないことがあります。浴槽・給湯器メーカーの取扱説明書を確認してください。


3.アロマバスボム

ご提示の「重曹100g・クエン酸60g」は発泡する配合として使用できます。ただし、植物性グリセリン5mlを一度に加えると固まりやすく、保管中に反応が進むことがあるため、少しずつ加えるのがポイントです。

材料・小型約4~5個分

  • 重曹 100g
  • クエン酸 60g
  • 天然塩 35g
  • 植物性グリセリン 3~5ml
  • 精油 合計3~5滴
  • バスボム用の型

より均一に精油を分散させたい場合は、別途、入浴剤に使用できる可溶化剤・分散剤を使用する方法があります。

作り方

STEP 1 粉類を混ぜる

ボウルに重曹、クエン酸、天然塩を入れます。ダマをつぶしながら、全体を均一に混ぜます。

STEP 2 精油とグリセリンを混ぜる

別の小さな容器に植物性グリセリン3mlと精油3~5滴を入れ、よく混ぜます。

STEP 3 少しずつ加える

粉類を混ぜながら、グリセリンと精油の混合液を少量ずつ加えます。

一度に加えると発泡が始まることがあるため、数回に分けて加えてください。

STEP 4 硬さを調整する

手で握ったときに形が残る程度まで混ぜます。

まだ粉っぽい場合は、残りのグリセリンを数滴ずつ加えます。入れすぎると柔らかくなったり、乾燥中に膨らんだりするため注意してください。

STEP 5 型へ詰める

型へ強く押し込み、形を整えます。

STEP 6 乾燥させる

湿気の少ない場所で半日~1日程度乾燥させます。完全に乾燥したら、密閉容器やチャック付き袋に入れて湿気を避けて保管します。

使用方法

浴槽のお湯にバスボムを1個入れ、発泡させます。完全に溶けた後、お湯をよくかき混ぜてから入浴してください。

重曹とクエン酸は、水分に触れることで反応し、二酸化炭素の泡を発生させます。湿気が入ると保管中にも反応が進むため、乾燥と密閉保管が重要です。


保存について

  • バスオイル:原則として1回分ずつ作り、すぐ使用
  • バスソルト:密閉して湿気を避け、早めに使用
  • バスボム:十分に乾燥させ、密閉して1か月程度を目安に使用

精油を加えた手作り品は、香りの変化や酸化、吸湿が起こります。変色、異臭、発泡、べたつきが見られた場合は使用しないでください。

使用上の注意

妊娠中・授乳中、乳幼児、高齢者、持病やアレルギーのある方は、使用する精油について医師や専門家へ確認してください。柑橘系、ミント系、スパイス系など、皮膚刺激に注意が必要な精油もあります。

肌に刺激や赤みを感じた場合は、すぐに浴槽から出て、石けんなどを使って十分に洗い流してください。敏感肌の方は精油を肌へ触れさせず、洗面器のお湯に1~3滴使用して浴室内で香りだけを楽しむ方法が適しています。

 

アロマクレイパック(約1回分)

モンモリロナイトクレイは吸水性が高く、水を加えるとペースト状になります。グリーンは比較的さっぱり、レッドはややしっとりした使用感です。商品ページの基本処方をもとに、精油が肌へ直接触れにくいよう、少量のキャリアオイルで希釈する方法がおすすめです。

材料

材料 分量 役割
モンモリロナイトクレイ 10g パックの基材
精製水 8~12g ペーストの硬さ調整
植物性グリセリン 1g 乾燥感をやわらげる
キャリアオイル 0.5~1g 精油の希釈・しっとり感
精油 1滴まで 香り付け

精油を使用しない場合は、キャリアオイルを省略しても作れます。

おすすめ精油

顔に使用するため、刺激の比較的穏やかな精油を1種類、1滴までにします。

  • ラベンダー
  • ローマンカモミール
  • フランキンセンス

敏感肌や乾燥しやすい肌には、精油を加えないクレイパックがおすすめです。精油は天然成分でも刺激やアレルギーを起こす可能性があるため、原液のまま肌へ使用せず、十分な希釈が必要です。

作り方

  1. 清潔な小皿に、キャリアオイルと精油1滴を入れてよく混ぜます。
  2. グリセリンを加えて混ぜます。
  3. モンモリロナイトクレイを加えます。
  4. 精製水を少しずつ加え、ヘラなどでなめらかに混ぜます。
  5. やわらかいクリーム程度の硬さに調整すれば完成です。

モンモリロナイトは吸水性が高いため、水を一度に入れると柔らかくなりすぎることがあります。最初は8g程度を加え、必要に応じて少しずつ増やしてください。

使用方法

洗顔後、目元・口元を避け、顔全体へ約1~2mmの厚さに塗ります。

5~10分程度を目安に、表面が完全に乾ききる前に、ぬるま湯でやさしく洗い流してください。こすって落とさず、十分に水分を含ませてから流します。使用後は化粧水や乳液などで保湿してください。

使用頻度は、まずは週1回程度がおすすめです。皮脂の多い肌でも、乾燥や刺激を感じる場合は使用間隔を空けてください。

使用上の注意

  • 使用前に腕の内側などで試してください。
  • 傷、湿疹、炎症などがある部分には使用しないでください。
  • 精油は1滴を超えて加えないでください。
  • ベルガモット、レモン、ライムなど、光毒性に注意が必要な柑橘系精油は顔用レシピには使用しない方が無難です。
  • シナモン、クローブ、レモングラス、ペパーミントなど刺激の強い精油は避けてください。
  • 赤み、かゆみ、刺激などが現れた場合は、すぐに洗い流して使用を中止してください。
  • 水を加えたパックは保存せず、毎回必要な量だけ作って使い切ります。防腐剤を配合していないため、作り置きには適しません。

簡潔な説明

週に一度のアロマクレイパック
モンモリロナイトクレイに精製水、グリセリン、少量のキャリアオイルを加えて作る、洗い流すタイプのフェイスパックです。お好みでラベンダーなどの精油を1滴加えると、やさしい香りも楽しめます。完全に乾燥する前に洗い流し、使用後は化粧水や乳液などで保湿してください。

 

いまじん シャンプーベースで作る

「いまじんシャンプーベース」は、ヤシ脂肪酸K・ミリスチン酸Kを洗浄成分とした、純石けん分25%の無香料液体石けんベースです。グリセリン、ベタイン、クエン酸Na、ポリアミノプロピルビグアニドなども配合されています。
ベース100gにオプションを7.5g加えた場合、完成量は107.5gとなり、純石けん分は計算上約23.3%です。

基本のアロマシャンプー

材料

材料 配合量
いまじんシャンプーベース 100g
精製水 4.5g
水溶性植物エキス 2.5g
精油 0.5g
合計 107.5g

精油0.5gは、完成品に対して約0.47%です。

おすすめの精油ブレンド

すっきり爽やかな香り

  • ラベンダー精油 0.3g
  • ローズマリー精油 0.1g
  • オレンジスイート精油 0.1g

合計0.5g

精油は滴数では誤差が出やすいため、できれば0.01g単位で量れるスケールを使用します。滴数で作る場合は、精油の種類やドロッパーによって異なりますが、合計約10滴を目安としてください。
精油ごとに使用上限が異なるため、原料供給元のIFRA資料や使用上の注意を確認し、記載された上限を超えないようにします。IFRAの上限値は、安全に使用できる最大濃度の目安であり、推奨配合量とは限りません。

作り方

  1. 清潔なビーカーなどに精製水と植物エキスを入れ、よく混ぜます。
  2. 精油を加え、細かく分散するように混ぜます。
  3. シャンプーベースを少量ずつ加え、泡立てないよう静かに混ぜます。
  4. 清潔で、十分に乾燥させた泡ポンプ容器へ移します。
  5. 半日ほど置き、分離、沈殿、極端な粘度変化がないことを確認してから使用します。

精油は水には溶けません。液体石けん中に分散する場合がありますが、精油の種類や配合量によっては、表面への浮き、白濁、分離が起こることがあります。使用前に軽く振り、少量ずつ作るのがおすすめです。


植物エキスを楽しむシャンプー

しっとりタイプ

材料 配合量
シャンプーベース 100g
アロエベラ液汁または水溶性アロエエキス 3g
カミツレBGエキス 2g
精製水 2g
ラベンダー精油 0.5g
合計 107.5g

すっきりタイプ

材料 配合量
シャンプーベース 100g
ローズマリーBGエキス 3g
セージBGエキス 2g
精製水 2g
ローズマリー精油 0.3g
ラベンダー精油 0.2g
合計 107.5g

植物エキスは、化粧品用として販売されている水溶性またはBG抽出タイプが扱いやすいです。エキスそのものの推奨配合量が7.5%未満に指定されている場合は、供給元の推奨量を優先してください。


ハーブを使用する場合

乾燥ハーブをシャンプーへ直接入れる方法は、次の理由からおすすめしません。

  • ハーブ片が泡ポンプを詰まらせる
  • 時間とともに変色や臭いの変化が起こりやすい
  • 微生物が持ち込まれる可能性がある
  • 抽出成分によって粘度や泡立ちが変化する

使用する場合は、濃いハーブティーを作って十分にろ過し、完全に冷ましてから加えます。

ハーブシャンプーの一例

材料 配合量
シャンプーベース 100g
濃いハーブティー 7g
精油 0.5g
合計 107.5g

ハーブティーの作り方

  1. 乾燥ハーブ1gに熱湯20gを加えます。
  2. ふたをして約10分抽出します。
  3. コーヒーフィルターなどで細かくろ過します。
  4. 完全に冷めたものを7g量って使用します。

ただし、家庭で作ったハーブティーを加えると、製品本来の防腐設計が変わります。ハーブティー使用タイプは特に作り置きを避け、冷蔵庫で保管して1週間程度を目安に使い切るのが無難です。異臭、変色、濁り、ガスの発生などが見られた場合は使用しないでください。


オプション素材を加える際の注意

精油

完成品に対して0.3~0.5%程度から試すと、香りと刺激のバランスを調整しやすくなります。敏感肌用、子ども用、全身用として使用する場合は、無香料またはさらに少ない量が適しています。

「天然だから刺激がない」とは限りません。精油は種類ごとに皮膚刺激性、感作性、光毒性などが異なるため、個別の安全資料を確認します。

植物油・キャリアオイル

ホホバオイル、椿油、アルガンオイルなどの油性素材は、加えすぎると次の変化が起こります。

  • 泡立ちが弱くなる
  • 液面に油が浮く
  • 泡ポンプから出にくくなる
  • ポンプ内部に油分が残る

加える場合は、シャンプーベース100gに対して0.5~1g程度から試し、オプション総量7.5g以内に収めます。油性素材を多く入れる処方より、水溶性またはBGタイプの植物エキスの方が安定させやすいです。

防腐について

ベースにはポリアミノプロピルビグアニドが配合されています。化粧品成分としての安全性評価では、刺激や感作を生じないよう適切に処方された、現在の使用方法・濃度において安全と評価されています。

ただし、完成済みのベースに水、ハーブティー、植物エキスなどを加えると、防腐剤の濃度が薄まり、pHや微生物環境も変わります。そのため、オプションを加えた後も元の製品と同じ保存性が保たれるとは限りません。

追加の防腐剤を家庭で自己判断して加えるより、次のような管理をおすすめします。

  • 清潔で十分に乾燥した器具と容器を使用する
  • 容器へ水や使用済みシャンプーを継ぎ足さない
  • 浴室へ長期間置きっぱなしにしない
  • まずは100g程度の少量で作る
  • 水性エキス使用タイプは1か月以内を目安に使い切る
  • 自家製ハーブティー使用タイプは冷蔵し、約1週間で使い切る

アロマ&ハーブのオリジナルシャンプー

いまじんシャンプーベースに、お好みの精油や植物エキスを加えて、オリジナルの香りを楽しめます。

材料

・いまじんシャンプーベース 100g
・精製水 4.5g
・水溶性植物エキス 2.5g
・お好みの精油 0.5g

作り方

精製水と植物エキスを混ぜ、精油を加えます。シャンプーベースを少量ずつ加え、泡立てないよう静かに混ぜ、清潔で十分に乾燥させた泡ポンプ容器へ移します。
精油はラベンダー、ローズマリー、オレンジスイートなどがおすすめです。精油の種類によって使用できる濃度が異なるため、各精油の使用上の注意をご確認ください。
植物油や精油を多く加えると、泡立ちの低下、白濁、分離、泡ポンプの詰まりなどが生じる場合があります。最初は少量からお試しください。
オプションを加えたシャンプーは、元のベースとは保存条件が異なります。清潔な器具と容器を使用し、なるべく少量ずつ作って、早めにお使いください。

目的別おすすめ精油ブレンド

アロマライトやディフューザーなどの芳香浴用レシピです。
合計3~4滴を目安に、部屋の広さや香りの強さに合わせて調整してください。
精油の香りは気分や空間を心地よく整える目的で楽しむものであり、病気の治療や予防を目的とするものではありません。

リラックスしたいとき

おやすみ前の穏やかな香り

  • ラベンダー 2滴
  • ローマンカモミール 1滴
  • ネロリ 1滴

ラベンダーを中心に、やさしい甘さのローマンカモミールと上品なネロリを加えた、落ち着きのある香りです。

華やかなリラックスブレンド

  • ラベンダー 2滴
  • イランイラン 1滴
  • ネロリ 1滴

フローラルで華やかな香り。イランイランは香りが強いため、少量から加えるのがおすすめです。

やさしいシンプルブレンド

  • ラベンダー 2滴
  • ローマンカモミール 1滴

就寝前や静かに過ごしたい時間に取り入れやすい、穏やかな香りです。
ラベンダーの芳香については、不安感や睡眠に関する研究がありますが、研究規模や条件には限界があります。医療行為の代わりではなく、香りを楽しむ範囲で使用します。


気分転換したいとき

明るいシトラスブレンド

  • ベルガモット 2滴
  • オレンジスイート 1滴
  • グレープフルーツ 1滴

みずみずしく明るい柑橘系の香りです。朝や仕事の合間の芳香浴におすすめです。

すっきり爽やかブレンド

  • グレープフルーツ 2滴
  • ベルガモット 1滴
  • オレンジスイート 1滴

甘さを抑えた、軽やかで爽やかな香りです。

やさしいオレンジブレンド

  • オレンジスイート 2滴
  • ベルガモット 1滴

柑橘系の中でも親しみやすく、穏やかな甘さを楽しめます。

注意: 芳香浴では通常、光毒性を心配する必要はありません。ただし、ベルガモットや一部の圧搾法による柑橘精油を肌に使用した場合は、紫外線による皮膚反応に注意が必要です。肌用製品には、光毒性成分を除去したベルガモットFCFを選ぶ方法があります。


肩まわりが気になるとき

「肩こりを治す」というより、すっきりした香りで気分を切り替えたいときの芳香浴としておすすめします。

ハーバルリフレッシュ

  • ローズマリー 2滴
  • ラベンダー 2滴

シャープなローズマリーをラベンダーがやわらげた、すっきりしながら落ち着きもある香りです。

やさしいハーブブレンド

  • ラベンダー 2滴
  • ローズマリー 1滴

ローズマリーの強さを控えた、取り入れやすい配合です。デスクワークの休憩時間にも向いています。

朝のリフレッシュブレンド

  • ローズマリー 1滴
  • ラベンダー 1滴
  • グレープフルーツ 2滴

ハーブと柑橘を組み合わせた、軽やかで爽快な香りです。


風邪の季節の芳香浴

風邪の予防や治療を目的とするものではなく、季節の空間を清涼感のある香りで楽しむレシピとしてご案内するのが適切です。

すっきり森林系ブレンド

  • ティートリー 2滴
  • ユーカリ・ラディアータ 1滴
  • ラベンダー 1滴

清潔感のあるティートリーとユーカリに、ラベンダーを加えて香りをやわらげます。

クリアな香りのブレンド

  • ユーカリ・ラディアータ 2滴
  • ティートリー 1滴
  • ペパーミント 1滴

清涼感のある香りです。ペパーミントは香りが強いため、まずは1滴までがおすすめです。

やさしい季節のブレンド

  • ラベンダー 2滴
  • ティートリー 1滴
  • ユーカリ・ラディアータ 1滴

刺激的な香りを抑えた、比較的使いやすい組み合わせです。

ティートリー、ユーカリ、ペパーミントなどの香りが、風邪や感染症を確実に予防・治療するとはいえません。室内の換気、手洗い、必要に応じた医療機関の受診を優先してください。


芳香浴の使い方

アロマライトやディフューザーには、器具の説明書に従って精油を入れます。最初は少ない滴数から始め、香りが弱ければ1滴ずつ増やしてください。

長時間連続して使用せず、適度に換気します。香りを強く感じる、頭痛、咳、吐き気などの不快感がある場合は、すぐに使用を中止してください。

使用上の注意

  • 精油は飲用せず、原液を皮膚や粘膜につけないでください。
  • 妊娠中、授乳中、持病のある方、治療中の方は、使用前に医師や専門家へ相談してください。
  • 3歳未満の乳幼児には芳香浴以外の使用を避け、芳香浴もごく少量・短時間にします。3歳以上の子どもも、成人より大幅に少ない量から使用します。
  • ペパーミントやユーカリは清涼感と刺激が強いため、乳幼児の顔の近くでは使用しないでください。メントールは乳幼児の呼吸へ悪影響を与える可能性があります。
  • ティートリー、ユーカリ、ペパーミント、イランイランは、人によって皮膚刺激を感じることがあります。肌に使用するレシピでは、芳香浴とは別に適切な濃度設定が必要です。
  • ペット、特に猫や小鳥がいる部屋では、使用を避けるか、逃げられる環境を確保して十分に換気してください。
エッセンシャルオイル(精油)

エッセンシャルオイル(精油)

100%ピュアにこだわった天然精油。アロマテラピー・手作りコスメ・石けん・芳香用途に。

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